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消す


僕はデリーター

その関係は無かったことに
その記憶は知らないことに

いくら自分を消しても
いつだってそれは追ってきた
僕を白紙に戻しても
君の中の僕を
僕が消すことはできなかった

君が僕を消さないから僕は白紙に帰ることもできずに
抱えて抱えて逃げることもできずに
そんな僕を見て君は遠くから見守っているだけで

消しゴムで何度消そうとしても
油性マジックで描かれた絵は消えずに


君はクリエイター