2007.10.21---書いてて自分も頭がこんがらがってきた…最後は矛盾にたどり着く

66.アイデンティティ

わたしはわたし
わたしは わ た し という言葉で表せない己
「ちょっとそこのあなた」
それは私を指す言葉であって私自身を表さない言葉
あらゆる矛盾 パラドックスを内包するもの
正答はないのに存在自体が正答の証明
あなたとの差異性を確かに感じるのに
あなたはわたし わたしはあなた ではないのに
上手く言えないその差異性

わたしはわたし
理論にも思考にも置き換えられない not X 
ならばそれは何か
僅かな期間 生死分裂を繰り返す細胞
わたしは これ
ここにいるだけの細胞の集合体

わたしはあなたじゃない あなたもわたしじゃない
だけど世界はあなたとわたしを内包して回る機関
あなたとわたし 世界という名の集合体の要素
共通概念を生みだしながら 唱えるアイデンティティ
同一要素でありながら 明確な個々の区別
その差異性と同一性は世界のパラドックスの餌と成る

わたしは定数 あなたも定数
定数 足す 定数は 未知数のまま
わたしとあなたのアイデンティティ

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