2007.12.7---書いてて混乱してきたぞ、と。結びがシュレーディンガーの猫ぽくてちょと気になる

72.果て

終わり無き時 さよならの線
それはもう見えてて たどり着かないところ
夢が形を持ったとき それは終わりで入り口である
向こうに向こうに 決して近づかない幻
なにものの 終わり
終わりの境界
それはラインで 姿なき守護者
最果てと最果てが手を結び 円を描いては世界をだまくらかすだろう

終わり在る時 再会の線
それはまだ見えずに たどり着いているところ
夢が形を失うとき それは出口で始まりである
ここにここに 決して遠ざからない真
なにものの 始まり
始まりの境界
それはドットで 姿なき破壊者
最果てと最果てが蹴りあい 点を散在しては世界にほんものをみせるだろう


果てなどないと円は信じて
果てがあるのだと点は見せつけて
どこまでも続く線は どこまでも連なる点から成るのだと思いだす

花が果てては実を結び 果物と成るなら
世界が果てては実を結び 果者と成るだろう
果ての先に果てを覆す証
その果てはいつでも見当たるがいつも見当たらない果者の中に映るだろう

BACK-- NEXT-- テキストメニュー-- SolemnAir-home